24時間絶食で腸の幹細胞の再生能力が向上することがマウス実験で判明(米研究)

2018/5/9付|BIGLOBEニュース

24時間の絶食で腸幹細胞の再生能力が劇的に高まったという、という記事です。

腸幹細胞は腸の内壁を維持する役割を担っており、通常は5日毎に再生しますが、年齢が進むとその再生能力は低下し、回復するまでに時間がかかるようになります。

24時間餌を与えなかったマウスから腸幹細胞を採取・培養し、オルガノイドというミニ腸が作られるかどうか確かめてみたところ、餌を与えられなかったマウスの幹細胞は再生能力が2倍になっていることが分かったそうです。

絶食によって、腸幹細胞の代謝が炭水化物の利用から脂肪の燃焼に切り替わることで、その機能が大幅に高まるのだそうです。この切り替えは、PPARという転写因子を活性化させ、それが脂肪酸の代謝に関わる数多くの遺伝子のスイッチを入れることで生じているため、この経路による薬理学的ターゲティングを用いれば、年齢に関連する病気の組織恒常性を改善する治療を行えるかもしれません。

当サイトで紹介している糖尿病アンチエイジングも幹細胞を使った治療ですが、腸幹細胞のような代謝の切り替えメカニズムではないので、絶食で再生能力が上がるわけではないと思います。しかし、このような研究が進めば、腸幹細胞以外にも能力強化のメカニズムが解明され、糖尿病幹細胞治療なども効果を上げることができるようになるかもしれませんね。

<元の記事>

https://news.biglobe.ne.jp/trend/0509/kpa_180509_8787351367.html