糖質を好む原因は神経細胞にあり

食物に含まれる炭水化物、脂肪、蛋白質は、3大栄養素と呼ばれ、それぞれ異なる役割を持ちます。我々の体は必要に応じて、これらの栄養素をバランス良く摂取しているそうです。つまり、今必要な栄養素を含む食べ物を、食べたくなるわけです。

ところが、2型糖尿病や肥満の人は、これらの栄養素のバランスを調節するメカニズムに異常が起きていると考えられるそうです。

脳内の酵素が食物の嗜好性を決定

マウスの実験によれば、AMPキナーゼという酵素が、脳細胞内において糖代謝や脂肪代謝を強くコントロールしているそうです。

脳の視床下部で食行動をコントロールしている「CRH」(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン)ニューロンが、AMPキナーゼによって活性化され、炭水化物の嗜好性を変え、脂肪と炭水化物のどちらを選ぶかを決定しているといいます。

2型糖尿病や肥満のある人が、甘い高脂肪食を好んで食べるのは、おいしい食物を好むからだと考えられてきましたが、最近の研究で、炭水化物と脂肪の食べ分けを決定する神経細胞が発見されたことで、メカニズムとして修正=治療できる可能性が出てきたことになります。

※この記事は、当サイト運営者が自分の勉強のため調べたことを、せっかくなので共有するものです。Webサイト『糖尿病ネットワーク』2018年1月18日付けの記事を参考にしました。