糖尿病患者のシックデイ

「シックデイ」という言葉があるそうです。

英語で「sick day」と書きますの、「病気の日」のことです。今日は頭痛がする、お腹が痛い、といった日のことですね。

糖尿病患者の場合、このシックデイ、つまり、糖尿病の状態に加え、新たに急性の病気が加わってしまた日は、特別に気をつける必要があるそうです。

シックデイになると、さまざまなストレスから体を守るため、ストレスホルモン(コルチゾール、アドレナリンなど)が分泌され、これにより血糖値が上がりやすくなるからです。

加えて、薬物治療をしている場合は、シックデイで食事をとれないにも関わらず服薬や注射を行うと、低血糖を生じる恐れがあります。

つまり、シックデイでは血糖コントロールが乱れやすくなるため、特に注意が必要というわけです。

シックデイ時の食事の注意

シックデイ時は食欲がなくなりますが、特にインスリン治療をしている場合、糖質をとらないと脂肪が分解されてケトン体が産生され、ケトアシドーシスを起こすことがあります。

従って、まず、絶食状態にならないことが重要ということです。

服用している薬によっては、ますます食欲がなくなるもの、脱水に陥りやすいもの、低血糖を来しやすいものなど、いろいろあるため、予めシックデイ時の服用ルールを把握しておかなければなりません。

また、食事をとれず体内のブドウ糖が不足すると、肝臓に蓄えられていたグリコーゲンがブドウ糖として血中に動員されるため、食べなくても血糖値が上がりやすくなります。

インスリン治療をしている場合は、食べられなくても、少量でもインスリン注射は必ずすることが必要なのだそうです。

※この記事は、当サイト運営者が自分の勉強のため調べたことを、せっかくなので共有するものです。日本糖尿病協会の月刊誌『さかえ』2018年1月号の記事を参考にしました。